医療や薬に対する人々の期待

心身がともに健やかな状態

 

健康という言葉には、心身がともに健やかな状態であること、という意味があります。
現代の日本は超高齢化社会を迎えており、平均寿命で男女共に80歳を超えています。

 

また医療の発達もめざましく、医療大国とも言われています。
しかし、その医療の発達と平均寿命の延長は同時に日本の財政に大きな圧迫をかけてしまっています。

 

そのため、現在は長く健康に生きること、すなわち健康寿命という言葉が注目されています。
健康寿命をのばすということは、病気になることを防ぐことです。

 

そのため、日本の医療は治療や対症療法から予防医学の方向に進み始めています。
今年2015年、薬事法の改定や食品衛生の見直しを行い、健康食品界に切り込みました。

 

今までは健康食品に効果効能を唱うことが禁止されていましたが、これからは根拠ある臨床データに裏付けされているものに関しては、効果効能を記載しても良くなるとのことです。

 

今現在存在するサプリメントの多くは臨床的な効能を伴わないものがほとんどでした。
これにより、根拠のない健康食品は淘汰され、本当に効能があるものだけが残っていきます。

 

さらに健康食品界の市場規模を今現在の5倍まで拡大し、人々が簡単に、効果のある健康食品を使うことができるようにする、という国策も発表されています。

 

少しでも病院に頼らずに生活できるようにする政策のようです。

 

日本の医療費は40兆円とも言われており、国家予算の50%にものぼります。
この状態が続くと財政破綻を引き起こすため、医療費削減に努めている、というわけです。

 

また、健康に生きるというのは、肉体の面のみではありません。
精神衛生、という言葉があります。人は、さまざまな外因によりストレスを受けます。

 

それは人それぞれで、仕事であったり、人間関係であったりと原因を一つに絞ることはできません。

 

特に多いのは仕事面のようですが、これに対し、各企業は、バースデー休暇や、リフレッシュ休暇などを導入し、仕事で生じたストレスと少しでも解消できるシステムを導入するなど、精神衛生に気を配るなど仕事の環境調整などを行っています。

 

人間が生きていくというのは、たくさんの病気やストレスと戦っていくことです。
最も大切なことは、自身の状態を自身でしっかりと把握して自分を管理していくということです。

 

努力に努力を重ねた結果

 

昔は貧しい暮らしを強いられていた私たちでしたが、努力に努力を重ねた結果、今では世界でも有数の富める国となりました。
色々な機械が発達して、便利な暮らしをすることが出来るようになりました。

 

この様な幸せな暮らしをしていると、何の不安もないように感じてしまいます。
しかしこのような時代にあっても、人にとって脅威となる事は存在しているのです。

 

その人にとって脅威となる物が、病気です。
人は生物でありますから、一生病気に掛からずに過ごす事は、まず不可能だと考えられます。

 

多かれ少なかれ、何がしかの病気に掛かる事が一般的です。
病気にかかった時に頼りになるのが、医療と薬です。

 

たとえ病気にかかってしまったとしても、現代の医療と薬を駆使すれば、大概の病気は治療することが出来ます。
ですから病気に対しての不安も、あまり感じなくなって来ていると考えられなくもありません。

 

しかし私たちは、自らが病気になりやすい様な環境を作り上げてしまっているのです。
飽食の時代と言う言葉が世に広まるほど、私たちは豊かな食生活を送る様になっています。

 

食べたい物をいつでも好きなだけ食べられると言うのは、一見幸せな事でしかないように思えます。
しかし食べ物が豊富にあると言う事は、どうしても食べ過ぎてしまう傾向があると言え、それによってカロリーや糖分を過剰に摂取してしまい、病気に掛かり易くなってしまっているのです。

 

たとえカロリーや糖分を過剰摂取してしまったとしても、それ相応の運動をすれば消費をする事ですが、現代人はそれもしない事が多くなっています。
自動車やエレベーターなどの輸送機械が普及して、私たちは昔よりもはるかに運動をする機会が減って来ています。

 

ですから摂りすぎてしまったカロリーや糖分を消費せずに溜め込んでしまって、病気に掛かり易くなってしまっているのです。
折角医療や薬の進歩で病気が治しやすくなっているのに、私たちはわざわざ病気になるような環境を作ってしまっています。

 

なので病気に対しての不安が消えるどころか、反って不安を増してしまっているのです。
この様な環境が改善されない限り、私たちの健康への不安が消える事は無く、医療や薬に今後も依存する事になる事は間違いありません。

 

また高齢化社会の進行により、ますます医療や薬の重要性は増す事が予想されます。
私たちは幸福になって良い生活を送れば送るほど病気に掛かり易くなり、因って病気に対する不安は増して行き、今後ますます医療と薬とは切っても切れない関係になって行くのです。

 

日本では高齢化

 

今、日本では高齢化が進んでいます。
そして、医療技術も進歩しています。その中で、医療や薬に対する人々の期待というものも変化しつつあるといえるのです。

 

たとえば、今までは医療や薬といえば、病気を治すものと思われていました。
それが今では、快適な暮らしを手に入れるための手段ともなっているのです。

 

今までは、膝や肩の痛みがあっても、年齢のためと思って過ごしてしまう人が多かったのでした。
それが今では、そういったことでも医療にかかり、薬を飲むことによって、症状を緩和し、快適な生活を送ることを選択する人が増えているのです。

 

高齢化という中で、人々は老いを避けて通ることはできません。
また、年老いてくれば、必ず、からだのどこかに不調が現れるのです。

 

しかし、医療にかかり、薬を飲むことによって、その不調は緩和されます。
また、老化だから仕方ないという気持ちにはならず、そういった症状にも積極的に対処する人が増えているのです。

 

今では、サプリメントなどの需要も多いです。
これなどは、病気の予防や体質改善を求める人が増加していることの現れだともいえます。

 

長生きするということは、いろいろなからだの不調と付き合うことにもつながります。
しかし、それを予防しようという動きもみられるのです。

 

たとえば、膝が痛いということで、整形外科にかかる人も増えています。
また、膝の痛みで受診するだけでなく、グルコサミンなどのサプリメントを愛用する人も多いのです。

 

膝の痛みというものは、老化の現れだともいわれます。
しかし、その痛みともうまく付き合いながら、高齢者としての生活を楽しむことを希望する人が多いのです。

 

また、がんなども今では治らない病気とはいわれません。
こういった病気にかかりながらも、治療を続けながら、長生きする人は増えているのです。

 

こういった時には、より良い生活の質を求める人が多いのです。
その時に欠かせないのが適切な医療と薬だといえます。このことは、がんだけに当てはまることではありません。

 

どんな病気にかかっても、生活の質をよい状態に保ちながら暮らせるようになることを人々は求めているのです。

 

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